法隆寺宮大工 西岡常一さん 後編

続き・・・
 西岡さんは室町時代以前によく使用いていた
槍鉋の素晴らしさを広めた方でもあります。

 槍鉋の製作は初め、兵庫県三木市の鍛冶職人と
製作したのですが考えの違いで大阪の刀鍛冶さんと
共同で作られました。

 三木の鍛冶職人、わたくしの親父の同業者です。
 その方も、鋼から歴史まで知識が豊富で超有名な職人です。

  職人(メーカーも)ユーザー様に扱いやすいものを提供する事が当然です。
しかし日本の手道具は、作る側の技術はもちろん扱う側も技術や知識が
いります。 その方も、今まで多くの方から注文を受け道具を製作した経験上、
道具の性質、使い方について激しく西岡さんと話しあいました。
プロとプロのぶつかり合い、どちらも譲れないところがあり断念
したんだと思います。

 西岡さんのお弟子さんが印象的な言葉がありました。
棟梁の好きなところは
「ブレナイところです。学者にいわれても、経験からこれが正しいと思えば一歩も
 ひかない」
仕事に対して、一つの哲学を持っている。だから、部下にもぶれずに指示ができるん
ですね!
 大工さんに!ではなく多くの人に見て頂きたいビデオです。
 色々本もだされてますよ!

 

 
 
 

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