○ノコギリについて
ノコギリは、切断する材質・刃渡り・用途や柄の形などを考えて選んでください。シリーズ・詳細ページには、選ぶ参考のためにアイコンを表示しています。特に横挽き用は、当社商品で一番種類が多いです。 刃渡りは、丸材・角材の場合には、被削材(切断しようとする材料)の2~3倍が適当です。 切断面は、目が細かい(ピッチが小さい)ほどきれいになります。逆に目が粗い(ピッチが大きい)ほど早く挽き終わりますが粗くなります。
先から元までの長さをいいます。図1参照 当社のノコギリの品名に使用しています数字は、原則として刃渡りを示していますが、一部例外もあります。
刃と刃の間隔をピッチといいます。図2参照 他の表示方法には、寸○○枚目、外国ではTPI(teeth per inch)があります。 寸○○枚目とは、1寸(30.3mm)あたり○○枚刃があるということで、数字が大きいほど目が細かいことになります。TPIも同様で1インチ(25.4mm)あたり○○枚刃があるということです。 横挽き用と縦横斜め挽き用はピッチが一定ですが、縦挽き用は先の方がピッチが大きく元に近いほど小さくなっています。
刃の厚さをいいます。図3参照 切り幅 ノコギリを挽いた時にできる溝の幅をいいます。図3参照 アサリ ノコギリの刃先が交互に外側に開いていることをいいます。これにより木材等を切断すると切り幅は、ノコギリの板厚より少し大きくなり摩擦抵抗が少なくなるので楽に挽くことができます。また、おが屑が外に排出しやすくなります。 なお、埋め木の切断用等にアサリがないノコギリもあります。
「縦横斜め挽き用」は、「横挽き用」の刃の一部に「縦挽き用」の目立てをしています。そのためこのノコギリで横挽きするより「横挽き用」を使用する方がわずかですがよく切れます。また、縦挽きする場合も同様です。 合板、コンパネは、木の繊維を交互に貼り合わせてあるため、「縦横斜め挽き用」で切断すると良く切れます。縦挽きより横挽きの使用頻度が多く、1枚の刃ですませたい場合や合板の切断に最適です。
○ゼットソー硬木250 堅い木(イペ、タガヤサン、モアビ、アビトンなど)の切断用に開発されたノコギリです。 堅い木を切った場合の切れ味と耐久性に優れています。 グラフの刃先磨耗度とは木材を切り落とすのに何回引いたかを示すものです。グラフの高さが低いほど切れ味が良く、傾きが緩やかなほど最初の切れ味が長く続くことを示します。 (右のグラフは8寸目との比較になっていますが、ゼットソー265との比較も同様です。硬木250のチラシより抜粋。) ウッドデッキの製作などで堅い木を多く切る場合は、ゼットソー硬木250をお薦めします。
○ゼットソー265 SPF材(ほとんどの2×材)や杉・檜などの柔らかい木材を横挽きする場合は、切断面のきれいさと切れ味でゼットソー265の方が優れています。 通常の木工に使われる(堅い木を切る頻度が少ない)のであれば、切れ味がよく、切り口がきれいなゼットソー265をお薦めします。
ノコギリを使った後は、刃先を古い歯ブラシなどを使っておがくずを取り除いてください。
また、表面処理(無電解ニッケルリンメッキなど)をしていない刃は、錆防止のため椿油などを塗ってください。
折り込みノコギリは刃を折りたたんでください。それ以外のノコギリは、刃を購入時の包装に入れて保管すると安全です。
マキタ、リョービ、日立、BOSCHに対応しています。
また、右図の形状の電動ノコギリに対応しています。
当社の製品では右の2種類となります。
ライフソークラフト145
パイプソーフラット225
残念ながらハイスパイマンでステンレスのカーテンレールを切断するのはかなり難しいです。
(カーテンレールの様な薄い材質の切断にはもっと細かい刃が適しており、ステンレスであるため。)
Ⅲ265は「横挽き用」の刃の一部に「縦挽き用」の目立てをしています。
*「縦横斜め挽き」と「横挽き」の切れ味の違いを参考にしてください。
弊社の鋸ではパイプソー240が適しています。
ソーガイドとの併用の場合はアクリル板数枚程度であれば
ライフソー9寸目265でも可能です。
両方とも精密横挽き用ですが7寸目のほうが更に切り幅が狭く、
切り口も綺麗でゼットソーシリーズの中では最も精密切断に適しています。